夢に死んだ人が出てきたら

それは無事に成仏したということだと小さいころ祖母に教わった。

四十九日を迎えていないけど、例えば浄土真宗では

亡くなったときに即座に阿弥陀如来が救って下さると教えているらしいし、

これらの考えに従えば、祖父も無事に成仏できたということになるのか。

夢の中で祖父は、何か確かめたいことがあったらしくて

自分が答えるとそうかと言って自分の部屋に戻っていった。

質問の内容までは覚えていないけれど本人が納得したのならいいか。

夢の中でのように、本当に会って話したいけれどそれは無理な話で、

納棺の時に冷たさも感じたし、お骨も拾ったというのに、

いまだに死んだことこそが夢じゃないかと思ってしまう自分には、

ともかく、夢に出てきたということは成仏したんだなと思うと

いくぶん気持ちも穏やかになるというものだ。

きっとこう考えることで昔の人も悲しみを癒していたのだろう。