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気持ち悪い夢をみたというだけの話

「幸せ」な人は皆、こっそりと金魚を食べているのだとその声は言った。

金魚を食べさえすればお前も「幸せ」になれるのだと。

その瞬間に自分が二匹の金魚を口に含んでいることに気付く。

これを飲み込めば「幸せ」になれると言われたところで気持ち悪さしか感じない。

洗面所に駆け込んで口内に溢れんばかりの金魚を無理矢理に引き出した。

吐き出すはずみに金魚は水風船のように割れてシャツにオレンジ色のシミを作った。

 

という夢を見た。

感触が生々しくて、目覚めてからも気持ち悪さが残った。

この夢にどんな意味があるかは知らないけれど、

良い夢でないことだけは確かだろう。