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ブログを開設して2年が経ちました

というメールが届きました。プレッシャーを有難うございます。

削除しない限り何周年でも迎えることができますけどね。

 

毎日更新しているわけでもなく、明確なテーマがあるわけでもなく、

Webの片隅で駄文を垂れ流すだけのこのブログ、

正直なところ、削除してしまおうという気に何度もなります。

非公開で書いてもいいし、実際その程度の事しか書いていません。

でも、多分それじゃ続かないし治まらないんですね。

兼好法師が書いた『徒然草』の冒頭の「つれづれなるままに」は有名ですが、

序段の最後の「あやしうこそものぐるほしけれ」を思い出してみて下さい。

ちょっと、本文を引用します。

 

つれづれなるままに 日ぐらし 硯にむかひて

心にうつりゆくよしなしごとを そこはかとなく書きつくれば

あやしうこそものぐるほしけれ

 

することもなく一日中硯に向かって、心に浮かぶ他愛ないことを

とりとめもなく書きつけていると、妙に気が狂いそうになる。

ざっと訳すとこんなところでしょうか。

注目してほしいのは「気が狂いそうになる」というところ。

要するに、これは誰かに読んでほしいということだと思うのです。

一人で書いて満足するなら「あやしうこそものぐるおしけれ」

なんて心境にはならないでしょう。

 

自分もブログを書くのは、自分という人間がWebの片隅にいることを

誰かに認めてほしい気持ちがあるからだと。

2年目を迎えるにあたって改めて考えてみました。

駄文なのは重々承知の上で、これからも更新していくことでしょう。

あしからず。

新版 徒然草 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

新版 徒然草 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

 

【余談】

手軽に読める『徒然草』で個人的に推薦したいのは、

角川ソフィア文庫から出でいる小川剛生訳注のものです。

現代語訳は直訳調で、補注・解説・年譜が充実しています。

本文はどの本でも大きな変わりはないと思いますが、

最近の研究成果が反映された点でもおすすめです。

主観で脚色された現代文で読んですませるよりも、

本文を味わい、かつ知識を補充しつつ読む方がお得でしょう。

 

自分のブログは読む価値はありませんが、

この『徒然草』は読む価値あいということで、

宣伝して終わります。

ちなみに定価1080円(税別)です。