読書記録「結婚式のメンバー」

12歳の少女フランキーは、同世代の少女たちの間に身の置き場を見つけることができななくなっていた。

「緑色をした気の触れた夏」、6歳の従弟のジョン・ヘンリーと女料理人のベレニスと3人で過ごすのが彼女の日常。

数日後に控えた兄の結婚式に出席したら、自分もこの町から出ていくのだと、その日を夢見るフランキー。

 

主人公と同世代の時に読んでいたら、もっと違った形で受け止めただろうか。

心身ともに持て余した思春期の頃に読んでいたら、帯にあるように

「いつまでも輝きを失わないエヴァ―グリーンな小説」になっていたかもしれない。

しかし、多感な時期をとうに過ぎた自分にとっては、12歳の少女は面倒くさい存在だ。

正直読み通すのに苦労した。

「奇矯」なまでのフランキーの行動は生々しく読んでいて痛々しくさえある。

もう読み返したくないという点では、サガンの『悲しみよこんにちは』と通じる。

結婚式のメンバー (新潮文庫)

結婚式のメンバー (新潮文庫)