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読書記録「グリム兄弟メルヘン論集」

完訳グリム童話を読んだつながりで選んだ本。

グリム兄弟のメルヘン論のいくつかを、時代別・ジャンル別に翻訳したもの。

Ⅰ初期論文、Ⅱ本質論、Ⅲケルトの妖精、Ⅳ世界の昔話に分けられていて、

グリム兄弟がメルヘンをどのように捉えていたかが見えてくる。

以下は初期論文「古い伝説の一致について」からの抜粋メモ。

〈叙事的なものの真の意味とは、一貫して民族に即し、国民全体の中で生き続け、

時代や名称はともあれ、事実を捉えることによって、――同じ土台で、多様な己を示すに違いない点にある〉

〈古い伝説、歌謡、その他の詩における幾つかの特徴の顕著な一致を、

直接的な模倣の結果と見なしたり、あり得ない繰り返しを想定したりしないように、

われわれは気をつけねばならない〉

 

個人的には、Ⅲケルトの妖精1「妖精案内」で紹介されたアイルランドの妖精とスコットランドの妖精の話が興味深かった。

グリム兄弟 メルヘン論集 (叢書・ウニベルシタス)

グリム兄弟 メルヘン論集 (叢書・ウニベルシタス)