いつ死んでもいいように部屋を片付ける

死んだときに部屋を見られても恥ずかしくないように常に部屋を綺麗に片付けている という同級生が中学の時にいた。(彼女が今でもそんな心がけで生きているのかは謎) 片付けが苦手で散らかし放題の部屋で生活していた自分にとって、それは驚愕の発言で、 確…

読書記録『ティンブクトゥ』

犬が主人公の面白い小説なんだよと友人に薦められて読んだ。 これを読み始めたときは、祖父が肺炎に侵されていることなど知る由もなかった。 主人公は肺を病んで先行き長くない主人に寄り添う犬という設定のため、 祖父を亡くした今は、好んで手に取ろうとは…

祖父の死と自分の死

祖父が死んだ。 倒れて病院に運ばれたと聞いた時、慌てて駆けつけなくても大丈夫と母は言った。 今にして思えば、母自身、これは危篤なのだと認めたくなかったのだと思う。 認知症が進んでいたとはいえ、体は元気だとばかり思っていたからだ。 病室で対面し…

病は気からと思う今日この頃

先日、四十になる前に死ぬのがちょうどいいとかなんとか書いた。 その時点で既に良くなかったのだけれど、現在も体調不良が続いている。 馬鹿は風邪をひかないという言葉の見本のようだった自分が、 毎週末になると熱を出し風邪の諸症状に苦しみながら寝込ん…

四十になる前に穏やかに死にたいという願い

住み果てぬ世に みにくき姿を持ちえて、何かはせん 命長ければ恥多し 長くとも四十に足らぬほどにて死なんこそ めやすかるべけれ (『徒然草』第七段) 鎌倉時代と今では成人とみなされる年齢や平均寿命や世相も大きく異なっていて、 四十手前で死ぬくらいが…

風邪と悪夢

こんな夢をみた。 とか書き出しに書くと夏目漱石の『夢十夜』のパクリになるか。危ない危ない。 閑話休題。 数日来、風邪の諸症状に悩まされている。 昨夜も喉の痛みを覚えながら寝たせいか、明け方悪夢を見た。 体育館でパイプ椅子に座っていると クラスメ…

その子二十

お題「20歳」 その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな (与謝野晶子『みだれ髪』) その子は二十歳、髪を櫛でとけば流れるような黒髪で、その黒髪のように誇らしげな青春のなんと美しいことか ―とでも訳せばよいでしょうか。 成人の日もと…

1月17日

目が覚めて時間を確認したら午前6時45分だった。 布団の暖かさを感じ二度寝の誘惑と闘うような瞬間 地震が来るなどと誰が考えようか。 その1分ほど後ににM7級の地震が起きたとしたら。 考えてみたけど何もできないに決まっている。 「震災」というと今では東…

疲れると思い出す曲:山崎ハコ「気分を変えて」

山崎ハコ/歌詞:気分を変えて/うたまっぷ歌詞無料検索 あくまでも個人的な考えなのだけれど パワフルなのに情念のこもったような歌声を聞くと 心を揺らされ気分が不安定になってくる気さえするので 人にYouTubeでの視聴を勧めるのを躊躇ってしまう。 というこ…

二年前の自分が何を考えていたのかも思い出せない

ブログを開設して2年が経ちましたとのメールが来たので 過去の記事を遡ってみたら最初の記事は1月15日に書いていた。 どんな意気込みで始めたんだっけと思いながら確認したけど たいしたことは書いていなかった。 やはり。 しかし2017年の自分は違う。 と言…

ブログを開設して2年が経ちました

というメールが届きました。プレッシャーを有難うございます。 削除しない限り何周年でも迎えることができますけどね。 毎日更新しているわけでもなく、明確なテーマがあるわけでもなく、 Webの片隅で駄文を垂れ流すだけのこのブログ、 正直なところ、削除し…

2017年にやりたいこと

今週のお題「2017年にやりたいこと」 ダイエット いや、これは「やらなければならないこと」 語学 そんなこといって、毎年挫折しているので最早ネタ 毎日更新 嘘です。毎日更新しても只の駄文量産だからな・・・ と、冗談を言うのは止めにして真剣に考えてみ…

門松は冥土の旅の一里塚

めでたくもありめでたくもなし 昨日、フジファブリックの昔の曲を聞き返してからというもの 微妙に気分が落ち込んでいるのは何故だろうと考えていて この狂歌を思い出したら何か腑に落ちた。 自分は無意識に「死」のことを考えていたんだと気づいた。

初夢は見たけど忘れた

フジファブリック (Fujifabric) - 若者のすべて(Wakamono No Subete) 夢が覚める瞬間に、この夢も目が覚めたら忘れると自覚する不思議な感覚。 予想通りに目を開けると、先刻まで見ていた夢を思い出せない。 2017年の初夢も、かくして吉凶を占う暇さえ与えら…

一年の計は元旦にありというけれど

あけましておめでとうございます こんな中身のないブログでも一応のアクセスがあることに日々驚く私 何かを検索していて間違ってきてしまったというのが真相だと思うのですが 一応読んで下さる方もいらっしゃるのだと思うことにして一言御礼申し上げます さ…

大晦日に思うことはいつも同じ

あと数時間で今年も終わる。 自分は追い詰められてようやく動き出すタイプの人間だ。 だから、年末になるとあれもやっていないこれもやっていないと焦る。 大掃除もそうで、計画的に少しずつ進めていればいいものを、 31日になって汚い部屋に後ろめたさを感…

リアルタイムじゃないけどWham!は知っている

Wham! - Last Christmas 先日、Wham!のジョージ・マイケルさんが53歳で亡くなったが、 その死が判明したのが12月25日というのもなんともいえない。 Last Christmasはクリスマスの定番曲だから。 次から、この曲を聴くたびに、ジョージ・マイケルも死んだなと…

【読書記録】夏目漱石『三四郎』

『三四郎』を読み返したのは何回目だろうか。読むたびに三四郎をもどかしく思い、同時に愛おしく感じる。 自分も地方から上京したくちだからだろうか。上京したてで、ぼんやりしている三四郎の気持ちがわかる気がする。 三四郎は全く驚いた。要するに普通の…

【駄文注意】リップ・ヴァン・ウィンクルからの連想

お前の各文章はいつも駄文だろうという声が聞こえてきそうですが、 クリックする手間を省いてもらおうと一応注意喚起はしておきました。 図書館で本を借りた。一冊は『夏への扉』もう一冊は『漱石先生ぞな、もし』 まったく無関係の二冊だけれど、偶然にもあ…

読書記録『漱石先生ぞな、もし』

半藤一利は漱石の孫娘(長女筆子の娘)と結婚しているから、 妻や義母から聞いた話を書いているのかと思って読んだ。 予想に反して、そういう肉親だけが知っている話ではなくて、 漱石や作品にまつわる事象を取り上げて考察している本。 といっても、研究書…

読書記録『夏への扉』

ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』薦められたので読んでみた。 自分はSFを読んだことがないのけれど、それなりに面白く読めた。 (若干、特に後半は都合がよすぎる気がしたが) 1957年の作品だけど、作中の現在として設定されているのは1970年。 その…

よのともわれらをすてさるときも

クリスチャンでもない自分が讃美歌なんておかしな話だが、 『いつくしみふかき』という讃美歌を思い出すことがある。 チャペルでの結婚式に参列した時に初めて歌ったこの歌、 音楽の時間に習った『星の世界』という曲とメロディーが同じだから、 歌いやすか…

鑑賞記録『男はつらいよ ぼくの伯父さん』

www.tora-san.jp 今回の主役は寅さんというより満男。 寅さん好きとしては少々物足りなく寂しく感じる。 この頃、既に渥美清の体調は思わしくなかったとのことで、 全体として寅さんに元気がないようで、 映画外の事情を考え切なくなってしまうのだ。 とはい…

読書記録『渡辺のわたし 新装版』

もともと2004年(もう10年以上経つということに愕然とするが)にオンデマンド出版されていたが、 その出版元のbooknestが今年3月でサービスを終了した。 これで、『渡辺のわたし』が手に入らなくなる・・・と落胆していたら、 ご本人のtwitterで別の出版社か…

鑑賞記録『男はつらいよ 寅次郎物語』

www.tora-san.jp 今回はマドンナとの関係というより、秀吉少年の母親探しが主になっている。 そして、「寅次郎物語」という副題が示すように、秀吉少年の存在を通して、 寅さんとはどんな人間なのか、寅さんの自己規定を再確認することになる。 秀吉少年と母…

鑑賞記録『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』

とらや一家で水元公園へ出かけようとしていたところに寅さんが帰ってくる。 久しぶりの寅さんに気を遣い、今から出かけるところだと言えない一家。 毎度のような間の悪さと、気遣いが裏目に出るお約束の展開。 この辺りに、とらや一家の複雑な家族関係が感じ…

振り返るために

正午に黙祷。 幼い頃からの習慣だけど、戦争が終わった日ということしか頭になかった。 『昭和史』を読み、今この本を読みながら残暑を過ごしているので 今年の8月15日は感慨も深い。 決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫) 作者: 半藤一利 出版社/メーカ…

71年目の8月9日

朝起きたら、リオデジャネイロオリンピックの 体操男子団体で日本が金メダルを獲得していた。 そんなおめでたいニュースに沸いた8月9日。 長崎に原爆が投下されて71年目を迎えた。 午前11時02分 時計を確認して黙祷する。 周囲にはいつもどおりの光景。 酷暑…

平成28年8月8日

『昭和史』を読んできたこともあり、 象徴としてのお務めについての「おことば」が 表明されたことは非常に感慨深いものがある。 何より「個人」という言葉が印象に残った。 解説とか解釈とかいうよけいな雑音を排して ただただ、その言葉に込められた思いを…

読書記録「昭和史 戦後篇」

戦後をどこまでとみるかは議論の分かれるところだけれど、 本書では沖縄返還の昭和47年(1972)をひとまず戦後の区切りとし、 それ以降の残り17年は大雑把にまとめて終わっている。 証言できる関係者も多数存命で、史料も出尽くしていない 「現代」のことで…